カタログの用紙について

カタログの用紙サイズ

カタログの用紙サイズですが、一般的な用紙と同じでサイズによって用途が変化するという特徴があります。

例えば、一般的なカタログの用紙サイズは「四六判」とされていますので、主だったカタログは、四六判を元にしてサイズ調整が行われていると思って問題ありません。
他のサイズでは、「菊判、A判、B判」といったサイズが存在します。
印刷機(印刷の仕様)により、利用できるサイズが変更となることもありますが、主に四六判、菊半などが用いられると理解しておくと、カタログの用紙サイズの理解を簡単にすることができます。

なぜ、このようなサイズの判別が存在するのか?というと、時代によってサイズの判別が変動しているからです。
昔であれば、四六判のようなサイズ以外はあまり用いられていませんでした。
統一されているケースが多く、また他のサイズがあまり必要とされていなかったからです。

ですが、今では「デザインを重視しているカタログ」が増えてきました。
その影響もあり、デザインを重視して小ぶりなカタログ(A判、B判)なども多く刷られるようになったのです。
そのため、今では四六判だけでなく、A判も一般的なサイズである・・・という考え方も存在します。

サイズについて補足させていただきますが、四六判はB判より一回り大きく、菊半はA判よりも一回り大きいという作りになっています。

カタログの用紙と種類

カタログの用紙と種類についてですが、主にカタログは「カラーあり、カラーなし」で判別すると種類を簡単に理解することができます。

というのも、今では「塗工紙」と呼ばれている塗料を塗布している、カタログの用紙が一般的とされているからです。
昔に比べて、今では塗工紙そのものも分厚く、且つ耐久力が高いものになっていますので、多くの雑誌で塗工紙が良く利用されるようになりました。

「センターページのみカラー」になっている雑誌を良く見かけるようになりましたが、昔では、このような雑誌を作ることが難しかったため、現代ならではの加工技術という評価も存在します。
雑誌では、多くの人が読む漫画雑誌が有名ですが、貴金属、ファッションなどを取り扱っている雑誌でも、塗工紙が良く利用されています。

塗工紙以外の用紙では、「上質紙」というものも有名になってきました。
上質紙の特徴は、なんといっても「原料が化学パルプ100%」というところです。

化学パルプ100%の場合、「リサイクル用紙として活用しやすい」ため、エコの観点からも高い評価を得ているという背景が存在します。
先ほどの塗工紙についても、エコに還元できる度合いがいくらか存在するため、現代の用紙はエコへの還元率も含めて、用紙として上質であるかどうかの判別も行われているのです。

Comments are closed.