ワインの選び方

ワインの選び方のポイント

ワインはバブル期には投機の対象になるほどの価値のある食品でしたが、現在ではもう少し落ち着いて、美味しい料理を楽しむためという本体の目的に使用されるようになっています。

現在も一本数万~数百万円もするような高級ワインもありますが、そうした高価なワインほどおいしいのかということになりますと必ずしもそうとは言えません。

ワインが他のお酒と大きく異なるのは、醸造された年代や保管環境により、品質が大きく左右されてしまうという繊細さがあるからです。
逆に言うとワインの品質は常に一定ではなく、価格や取り扱うお店によりかなり異なってくるということになります。

ギフトとしてワインを贈るというのはよくあるケースですが、高いワインだから相手が満足してくれるということは、あまり直線的に考えない方がよいかもしれません。

ギフトとしてワインを贈るという場合、相手がある程度ワインに精通しているということが前提となってきます。
日本においてはそれほどではありませんが、特にヨーロッパ地域においては、どの年代でどういった種類のワインを贈るかということに、深い意味が含まれているということもあります。

他のお酒を贈る場合よりも、ワインを贈るというのは深い意味があるということは、あらかじめ理解しておいた方がよいかもしれません。

カタログを見て決める際のポイント・注意点

ワインを贈るタイミングとしては、記念日やその時だけの御祝の席といったことがあります。
ワインという飲み物が日にちによって味わいを変えるということから、その日だけが特別というような御祝に特に適していると言えるでしょう。
カタログギフトなどでは、そうした年代を意識したワインを選ぶことができるようになっているので、その時期に合わせたものから選んでみるのがおすすめです。

ただワインといっても種類が豊富であり、生産地域により呼び方が変わったりということがよくあります。
ワイン選びで難しいのは単に「おいしいから」ということではなく、日付やシチュエーションに意味をもたせることができるからです。

例えば定年や還暦を迎えた年上の人への御祝の場合には、熟成された古いワインがおすすめになりますが、これから就職を控えた学生への御祝ということなら若いワインの方が適しているということもあります。

ワインカタログには、そうしたさまざまなシチュエーションとワインの選び方についてのアドバイスがされていたりします。
もしワイン選びに迷ってしまった場合には、スパークリングワインなど一般受けがしやすく無難な銘柄もあります。

いずれにしてもワインを贈るというのは、他のお酒を贈る以上に意味が深いものだということは理解しておいてもらいたいです。

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