高齢者でも気軽に楽しめる遊び道具

高齢者が簡単に遊べる道具

高齢者の室内での遊びに適した用具がいくつか販売されています。
介護が必要になった高齢者などは、どうしても屋外に自分からでかけていくということができにくいので一日の大半を室内で過ごすことになります。

このとき、どのように過ごすかにより認知機能の衰えに差がついてきますので、室内でも負担なく頭や体を動かすことができるように工夫をする必要があります。

どの程度の介護状態にあるかにもよりますが、室内で行う遊びには囲碁や将棋、チェスといった高度な知能が必要になるものの他、もっと手軽に簡単に行うことができるものもあります。

そのため室内でのレクリエーションを企画する場合には、本人の認知機能がどの程度であるかということを意識して選ぶようにしていきましょう。

まず高齢者に手軽にできて負担になりにくい遊びとして「お手玉」があります。
お手玉は中にビーズなどを入れた小さな布袋なので自作をするのも簡単ですが、きれいな模様のものなどが市販されているのでそうしたものを購入すると楽しく遊んでいけます。

遊びとしては非常に単純ですが、身体能力に従ってより高度な技に挑戦することができるという奥の深さもあり、室内でのちょっとした遊びとしてはかなり適しています。
一人だけでもいいですし、集団で投げ合うというキャッチボール式の遊びにしてみても楽しいので、いくつかカゴなどに入れて置いておくのがおすすめです。

いくつか用意することができれば、「積み上げゲーム」として順番にお手玉を積んで崩れた人が負けといったゲームをすることもできます。

次に集団でできる遊びとして「卓上クロッケー」があります。
こちらはゲートボールをテーブルの上で行うと思えばよく、ちょっとしたマットなど置いて滑りにくくすることでほぼ屋外でのゲートボール同様に楽しむことができます。

卓上で行うことで車椅子の人でも参加しやすく、チーム競技であることから盛り上がりやすいというメリットがあります。

高齢者向けに開発された遊具もおすすめ

最初に囲碁や将棋といった昔ながらの卓上ゲームを紹介しましたが、頭の機能は十分対応できるものの、指先などが思うように使えずに指すことができないという高齢者もいます。

そこで一つずつの駒を大きくしたり文字を大きく見やすく印刷した囲碁・将棋盤が販売されています。
大型将棋の場合は、駒が非常に大きくスポンジで作ってあったり、その駒が進むことができる方向を印刷してあったりというようになっているので高齢者が子供と遊ぶときにも便利です。

トランプでも印刷されている文字が大きくなっていたり、図柄がわかりやすくなっていたりというものがありますので、そうしたものを使えばババ抜きや神経衰弱といった簡単なゲームを卓上で行うことができます。

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